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研究室ジュニアのブラジャー

ご相談にこられたのは、A子ちゃんとお母さん、お父さん、おばあちゃんの一家4人でした。

「この子にブラジャーをつくってあげてください」
「バストが大きすぎて、体育の授業もできないんです。なんとか秋の運動会に参加させてあげたいんです」

お母さんとおばあちゃんの悲痛な言葉でした。

A子ちゃんはまだ小学校5年生というのに、バストが大きくなり過ぎてしまい重くて痛くて走れない‥‥。何とかバストを固定できないものかと、合うブラジャー探しにお父さんまでも東奔西走の日々。ご家族にとっては一大事です。

私とご家族の会話を聞いているのかいないのか、あどけない顔をしたA子ちゃんは、ポケットからDSを取り出し夢中になっていました。

早速、メジャーリング。身長156cm、体重49kg、けっして太っているわけではありません。でも、とっても巨乳。トップバストがなんと108cm、アンダーサイズは73cm、ほんとうに大きい。小学校5年生?! 日本の子供もここまできたのか! 圧倒的なボリュームに驚きました。

当日はブラジャーは着けていませんでした。お母さんがおっしゃるのには、「サイズが合うブラジャーがないんです。下着メーカーのW社でオーダーしましたが、なかなか合わなくてだめでした。これ以上は対応できないといわれて、ショックを受けてしまいました。どうかよろしくお願いします」

「大丈夫ですよ。A子ちゃんに合うブラジャーをお作りいたしましょう。責任をもって最後まで面倒をみさせていただきます。でも何回か手直しが必要になるかもしれませんから、1~2か月くらいお時間がかかるかもしれません」とお答えしました。

サイズの数字と、撮影した数枚の写真を眺めながら、A子ちゃんのブラジャーづくりに取り組み始めました。

小学生ブラジャー

トップバストとアンダーバストの差は35cmです。数字だけでみると、Gカップ? Hカップ? と単純に思ってしまいがちですが、人間のカラダはそんな単純なものではありません。

A子ちゃんの場合、ファイブ・エフのC95サイズのカップがちょうど良い大きさでした。アンダー75サイズにこのカップをつけて、たたき台としてのブラジャーを試してみようと思いました。

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工場のパタンナーからは、最初「エッ」と不可解な返事でしたが、事情を説明し相談しながら何度もパターンを検討しました。約1か月後、やっと試作品が出来てきました。

A子ちゃんに着けてもらうと、バストのボリュームでカップの形が崩れ、前に垂れ下がってしまう状態でした。カップのサイズはよいのですが、それを支えるための機能がまるで発揮されていませんでした。

改良点として、
1.バストを少し押さえ気味にする
2.カップの形を工夫する
3.重量を支える力点を考慮する
4.中心でぐっと支え上げるようにストラップの位置を変更する
5.アンダーラインの身生地の幅を調節する
など数々のパターン変更をしました。

10日後、改良品が出来上がりました。
再びA子ちゃんに試着してもらいました。大きなバストがすっぽりカップにおさまり、バランスよく固定されているようです。

「着け心地はいかがですか?」
「GOOD!です」
A子ちゃんはにっこり微笑んでくれました。ご家族の皆さまも大喜びです。

何回も修正をしなければ駄目かと思っていたのに、たった1回のやり直しで気に入っていただけて本当によかった。と私も嬉しく思うと同時にひと安心しました。

成長期真っただ中のA子ちゃんですが、とりあえず改良品と同じブラジャーを3つご注文いただきました。

ファイブ・エフでは3種類のオーダーメイド・サービスを行っていますが、A子ちゃんの場合は、すべてオリジナルのスペシャル・オーダーメイドでしたので、生地もお好きなカラーを選んでいただき、小学生らしく薄いブルーなど清潔感のあるブラジャーが出来上がりました。

「A子ちゃん、運動会がんばって! 100m走、応援するネ」

小学生ブラジャー

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